リーダーの行動とスポンサードシップ
研修の成果は必要になってくるのが学んだことを活かす、活かせるかどうかが一番重要であって参加しても当の個人の達成感だけにしておくのは、本当にもったいないという考えを僕自身もっています。
職員は、自分の考えや日頃の自施設での取り組みについて不安や疑問、あるいは「こうやっていきたい」という指向性をもっていると思っています。そういう意味で外部の研修は、抱いている不安や疑問を確認したり「こうやっていきたい」ということの確かめができる時であり、場でもあると思っています。どのような研修に参加するかは勿論重要な部分でありますが、その選定には組織の目的と合致する内容となってくると思います。
参加した職員は、少なからず達成感を抱いて施設へ帰ってきます。その個人の達成感をいかに組織の達成感へ変換させていくか、これがなくてはならない仕組みの一つであると思っています。仕組みとして、自分たちのケアに還元させることが外部研修参加のもう一つの目的であることを明確にしていくとことで職員の意識も変化していくると思います。どうせ自分の施設ではできないというマイナス思考から、もしかするとできるかもしれない、こうしていく必要があるのでは、とアウトプット思考につながっていくということが言えます。
ユニットリーダーとの研修(施設内の勉強会)打ち合わせの内容は、「介護サービス提供に係る記録の意義と方法について」でした。今月よりこの勉強会が始まるのですがその講師をこのリーダーが担当します。研修に参加して、自施設の記録についてより改善していくところが見えたのだろうと思います。自分が持ち帰ってきたものを施設の現状に照らし、どのような改善させていくかは介護主任やリーダーあるいは管理者のスポンサードシップが必要になります。決して丸投げはいけません。よく話の内容や中身を注視せずまかせっきりにして屋根に上がったとたんに梯子を外すようなことを、取り組み事例で聞く事があります。それでは職員が積極的に臨むことは勿論、その人だけでなく他の職員へのモチベーションも下がってきます。このあたり他の施設はどうやっているのかとても興味がありますし、いいところはどんどん取り入れていきたいものです。
介護の記録について考える時二つのことが必要ではないかと思っています。利用者との関係は具体的な介助を通じて広がっていきます。その場面場面の状況の記録となりますが、そこには記録からその方の暮らし営みが見えてくるような生活している証のようなものが求められるのではないかと思います。
いろんな場面があります。、場面を点とすると点、点、点が線になるように生活を作っているその方の点の記録です。点が線になり線が面になっていく、その方のいつも暮らしの光景が見えてくるようなそんな記録かもしれません。
もう一つは、サービス提供時の具体的な介助だろうと考えます。実際にどのような内容だったのか、提供の証ということになると考えます。それは介護計画に基づくケアの提供にはじまり、その提供した内容、あるいはその具体的な介助の内容が、利用者にとってどう効果があったのか、プランに対する自分たちの提供の内容、頻度、効果そのものの吟味であと思います。毎日の具体的な介助の実際は、そのほとんどがモニタリングの連続だと考えます。それを記録しておくこと当然だと思います。自分たちのケアをあとで吟味するための記録でもあると思っています。
モニタリングの連続と考えると記録も意欲的に感じると思うのですが、僕はそういうかって意味づけをして記録していたことを思いだします。自分たりが行った、あるいは提供したものがプランに沿ったものであるのか、その方にとってどのような効果があったのか、ということに気を止めることがまず必要であって、気をとめるのは何のために、なのかをもっと自分たちで考える必要があるのだろうと思います。そういう意味で、この記録の研修は継続的に、というか年度で必ず必要となってくる内容ではないかと思っています。
実は記録の意義と方法は教科書を見れば、的確に記されています。しかし、現場でそれをどう整えていくかは記されていません。おそらくそれぞれの事業所のこのような専門職集団として、どうあることが必要なのかという、「自分のこと」「自分の施設」として主体的に考え、行動している職員によって整えられているのだろうと考えます。
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